エルネスト・イリー財団
未来のヴィジョンをもったリーダーだった亡きエルネスト・イリー博士は、科学研究こそは非の打ち所がない真理の源泉であり、人類の発展に寄与し、最も高い倫理基準を守るように促すものであるという強い信念を抱いていました。イリー博士が愛してやまなかったコーヒー産業のために、科学はあらゆる面でコーヒー文化を支え、育成するための力を授けてくれました。
エルネスト・イリー財団は、イリー博士の信念と彼が生涯を捧げた仕事に敬意を払い、知識、倫理、持続可能性が人生とビジネスの絶対的価値であるという認識を広めることで博士の遺志を引き継いでいます。
ブラジルのサンパウロ大学は、FIA(Fundação Instituto de Administração)を通じて財団の支援会員となっています。また、トリエステの国際大学院大学(SISSA)は財団の賛助会員です。
財団が推進する主なプロジェクト:
- コーヒ – 科学および経済学の国際修士号制度。 農学から企業経営まで幅広くとりあつかう、正式認定された修士レベルのコーヒー研究講座。コーヒー生産国の次世代のビジネスリーダーを育成することを目的に開設されました。ウディネ・トリエステ大学、SISSA、トリエステ・コーヒー地区、分子生物学コンソーシアムとの共同開発プロジェクトです。
- エルネスト・イリー・トリエステ科学賞 - 開発途上国科学アカデミー(TWAS)と共同で設立した賞。南半球の開発途上国で生活・勤務し、持続可能性関連分野で国際的な研究業績をあげた科学者を表彰します。財団の会長を務めるのは、故イリー博士の未亡人で、illycaffèの名誉会長でもあるアンナ・ロッシ・イリーです。娘のアンナも副会長を務めており、理事会には彼女の兄弟のフランチェスコ、リッカルド、アンドレアも名を連ねています。