新しいアートの形: 円筒形


アーティスト缶

70名を超す世界の偉大なコンテンポラリー・アーティストたちがデザインした100点ほどの陶器のカップからなる、illy Art Collectionは、1992年以来、アートやコーヒー(そしてもちろん、美しいもの)をこよなく愛する人々を楽しませてきました。

コレクションの色あせないアピール力は、このコンセプトをさらに別の媒体へと広げました。illyのシグネチャーを冠したシルバー缶。2006年、illyはこのもう1つの日用品を、身近ながら偉大な芸術に変えました。署名入りのオリジナルデザインをこのメタリックな250グラム缶にほどこすことを、アーティストたちに依頼したのです。

この缶の円筒形の形状は、無限の可能性を探る魅力的なアイデアに刺激を与えました。そうした協力者としては、ジェームス・ローゼンクイスト、マイケル・リン、ミケランジェロ・ピストレットとチッタデッラルテ、トビアス・レーベルガー、さらには有名な社会派フォトグラファーのセバスチャン・サルガドの名が挙げられます。illyのためにサルガドが手がけた、コーヒーの起源とコーヒーの民の歴史をたどる多年度・多国籍プロジェクト「イン・プリンチピオ(初めに)」は、幅広く賞賛を集めました。

オリジナル作品に対してしかるべき敬意を払うという意味で、商品として必要な表示(重量、原産国など)は透明フィルムにプリントされており、簡単に取り外すことができますので、それぞれのデザイナーのヴィジョンは、その意図のまま充分に生かされています。

通常のillyコーヒー缶自体がアートワークであると考える人もいます。そこには科学が生み出した美があります。コーヒーの鮮度を保つ加圧処理は、大切なアロマを保存し、風味を高める天然の防壁となります。さらに、それぞれの缶の完全なリサイクル性の中にも美があります。しかし、究極の美はもちろん、その中身である、リッチでバランスのとれたillyブレンドの風味の中に存在しています。